オレンジのなる庭から

「アトリエおらんじゅ」の名前の由来となった庭のオレンジ

我が家の庭には「アトリエおらんじゅ(Atelier ORANGEのフランス語読み)」の名前の由来となった柑橘類の木が5種類もある。春はニューサマーオレンジに始まり、甘夏、バレンシアオレンジが初夏にかけて旬を迎える。静岡は日本でも有数のみかんの産地だし、県境・神奈川県側の湯河原の町にもみかん畑がいっぱい。でもニューサマーオレンジとバレンシアは珍しいかな。西湘エリアでは湘南ゴールドという一回り小さなオレンジが特産で、ニューサマーオレンジは伊豆の特産品だ。

とりわけ柔らかくて甘いニューサマーオレンジは山から降りてくる猿に毎年盗られてしまう。木に網をかけたり、防衛したこともあるが、頭の良い猿にはあまり通じない。例年は20~30個のニューサマーオレンジを猿と競争で取ることになるのだが、今年は何が良かったのか、大豊作で100以上実りびっくり! 30くらいは猿にくれてやりました(笑)。
甘夏は多すぎるので毎年摘果するのだが250~300個ほど、バレンシアオレンジは数えたことがなかったのだが、250個くらいは採れる。食べきれないので、今年も友人を呼んでミカン狩りを楽しんでもらった。

左から甘夏・バレンシアオレンジ・ニューサマーオレンジ

生ジュース・ゼリー・ピール・ケーキ…

ニューサマーオレンジも甘夏も種が多く、大量消費するにはジューサーで生絞りジュースを作るのが我が家の定番。お客様が来るとウェルカムドリンクにオレンジジュースをお出しする。

ジューサーで絞ったオレンジジュース

お菓子作りが好きな私は、実だけの贅沢ジャム、ゼリーなども楽しんでいる。ピールづくりは面倒なので実家の母に生で送って作ってもらう。ピールとなって送り返されると、チョコをつけて食べたり、パウンドケーキやパンに入れて焼いたりもする。オレンジの香りに満たされるのが我が家の春だ。

ニューサマーオレンジのゼリー

今年大豊作だったニューサマーオレンジをはじめ、甘夏・バレンシアオレンジは、横浜時代のママ友で現在世田谷にてお店を開いているパティシエの手でジェラートとして売り出されもした。

プロが作ったジェラートは爽やかなお味でした

庭のお楽しみはオレンジだけではない

我が家の庭にはオレンジだけでなく、小さな菜園もあるので、今年は少しずつだが多種類の野菜を植えた。6月の今はキュウリとインゲンが旬。毎朝収穫して、庭のハーブ類とともに食卓を豊かにしている。今年初挑戦のゴーヤとミョウガが今夏の楽しみ。ミントとオレンジを合わせてモヒートを作るなど庭の恵みは男性にも好評だ。
猿、イノシシ、アナグマなどの被害がないことを祈る…。