1日で横浜山手西洋館を何枚スケッチできるかやってみた

1日スケッチの持ち物

「1日で何枚スケッチできるか?」という高校時代の美術部並みの試み。近いうちに理由を説明するつもりだけど、とりあえず街中スケッチの訓練(早書き)を始めている。(マルマンのスケッチブックのブログを参照) 
1日中スケッチをして歩くので、持ち物は最低限。今回は普段使っているリュックにしたけど、軽いのが望ましい。
・スケッチブック(マルマンの図案シリーズA4サイズ)
・鉛筆・消しゴム・ペン・水筆、パレット・ティッシュの入った画材ポーチ
・つばの広い帽子(日焼け防止)
・手袋(いらなかった)
・弁当・水筒(今回はおにぎりと小さいペットボトルの水)
・お菓子(チョコとか飴とか)
・リップクリーム
・サングラス(いらなかった)
・ミニタオル・ティッシュ・ウエットティッシュ
・財布
・交通ICカード
今回はこのくらい。夏場や天気が怪しい日は晴雨兼用の折畳み傘も必須です。(防寒具や虫よけも季節に応じて必要)

観光スポットで手に入る地図はとても便利

おすすめ観光ルート――横浜山手西洋館マップは便利

横浜駅からみなとみらい線で元町・中華街駅へ。どれだけ地下にいたんだ?というほど長いエスカレーターで地上の改札まで上り、さらに5階分も上に上がってアメリカ山公園へ。横浜気象台の前を通って、港の見える丘公園へ行くと、「横浜市イギリス館」や「山手111番館」があります。
今回私は港の見える丘公園はスキップし、気象台の交差点を右へ。まず「山手十番館」という素敵な外観のレストランをスケッチ①。

少し進むとお庭も綺麗な「山手資料館」。元町公園のあたりにはレトロな公衆電話もあります。続いてのスケッチは「山手234番館」②。そして、隣の可愛らしい「えの木亭」③。「エリスマン邸」も「ベーリック・ホール」もスケッチにはおすすめですが、今回は内部の見学だけにしました。

えの木亭は人気のカフェレストラン

続いて、山手本通りを奥へ歩き、左側の「カトリック山手教会」の脇を通って少し坂を下るとテニスコートがある山手公園にたどり着きます。「旧山手68番館」④、「横浜山手テニス発祥記念館」⑤――よくスケッチのモチーフになっていますが、今回初めて訪れました。
その後、本通りに戻って、イタリア山庭園という看板を右へ。「外交官の家」⑥と「ブラフ18番館」があり、丘の上からランドマークタワーなど横浜の街並みを見渡せます。ここからJR石川町駅までは坂を下るだけなので、歩きやすいルートです。

横浜山手は観光地なのでトイレもいくつかあるしベンチも多いのでスケッチにはおすすめの場所。ただし、観光客が多いので平日がベター。あとはコンビニがない住宅街なので、できるだけいろいろ持参したほうが良いかも…。

ブラフ18番館

現場でのスケッチはペン入れまで、着色は家で

今回、現場では鉛筆で下書きをした後、ピグマのペンで線を入れただけにとどめました。絵具で着彩したかったのですが、時間も惜しいので、写真を撮って帰宅後に色を塗ることに。
ペン入れまでなら1枚約30分でしょうか。建物の構造がややこしいとそれだけ時間もかかります。外で描くのはなかなか体力が必要で、帰りの電車で(横浜乗換なのでたった3駅なのに)寝てしまいそうでした。
結局1日と言っても計5時間で描けたのは5.5枚(1枚は鉛筆の時点で終了)。それでも結構頑張ったと思うので、なかなかのハードワークです。横浜山手はモチーフ選びに困らない街だけど、普通は「どこから何をスケッチするか」歩き回り・迷う時間が長いので、もっと時間がかかると思われます。もちろん普通にスケッチに行かれる場合は、一つのモチーフにじっくり取り組むことになるでしょう。絵を描いたらカフェでティータイムもいいですね。

家で着色した旧山手68番館