マルマンの黄色と深緑のスケッチブックの使い心地が良かった件

ペンと水彩向けの(お手軽な)スケッチブックを求めて

自転車や徒歩でスケッチに出ることが多い私は、ペンと水彩絵具でさらっとスケッチするために簡単な道具を持ち歩いている。しばらく本のように綴じられたスケッチブックを使っていたのだけれど、色があまりよくないことと少し小さかったので、買い替えることにした。
画材屋さんで悩むこと30分。もちろん水彩画用紙も選択肢の一つであったのだけれど、高価なので「本気モード」の時に使いたい、表面の凹凸が気になる、ページ数が少ないので、描き散らすには冊数が多くなる…などの理由で今回は却下。とは言え水彩絵具で着彩することを考えてクロッキー帳のような薄い紙も却下。
というわけで、最終的には黄色と深緑の表紙で最もポピュラーなマルマンのスケッチブック「図案シリーズ」A4サイズに決定。ペンを使うので表面があまり引っかからないのも良いし、水彩向けに適度な厚みもある。24枚入りなのも、手軽な価格なのもGOOD。

マルマン「図案シリーズ」A4サイズ24枚(S131)

オシャレにペンで街角を描く

今回のスケッチブック購入の目的は、ペンと水彩を使った「おしゃれな街角スケッチ」という新たなジャンルに挑戦するため。もちろん水彩だけの作品も描いていくつもりだが、少し前にやった「自転車シリーズ」のような軽めの作品をイメージしている。
スケッチブックとともにステッドラーの0.3-2.0というライナー(ペン)を購入。これは角度によって太さを変えられるので、使い慣れれば味のある線が描けそう。

描き始めに横浜・馬車道のビルをさらっと描いてみた

描いてみた感想

乾きが少々遅い(吸収力の問題?)、水彩画用紙のようにリフトなどの水彩テクニックは使えない(消せない…)、という面はあるものの、予想以上に使い勝手がよかった。
表面の凹凸が控えめでペンでも描きやすく、水彩絵具も綺麗に発色した。126.5g/㎡という軽さなので期待していなかったが(普段は300gを使用)、水を吸うと紙がうねる、というのも予想していたほどでもなく、裏移りもしていない。
お手頃価格なので「失敗してもまあいいか」となるし、子供のころからあるこの画用紙が長年愛されてきた理由が分かったわ(なんと1958年からあるそうです)。私は今回A4サイズにしたけれど、サイズもいろいろあり、人気キャラクターとのタイアップ商品も。スケッチだけでなく、仕事のノートやフォトブックなど幅広く使えそうだ。