スケッチで巡る湯河原温泉場エリア
ペンと水彩の小さな作品「スケッチで巡るシリーズ」第2弾・温泉場
湯河原温泉の中心地とも言える万葉公園。大規模な改修工事を経て「湯河原・惣湯」として生まれ変わり、川沿いの散策路にはお洒落なウッドデッキとチェアが置かれています。木々の揺れる音、川のせせらぎ、鳥のさえずりを聞きながら、木漏れ日の中で読書――マイナスイオンに包まれてリフレッシュできるおすすめの場所です。
惣湯の最寄りバス停「落合橋」のそばにあるのが、ビールスタンド「かどや」。湯河原のブリュワリーなど地ビールを昼から堪能できるお店です。イベントが開催されることもある2階からは、ゆったりと千歳川を眺めることができます。
温泉場の商店街を緩やかに下っていくと、左右に昭和レトロな建物が並んでいます。中でも一際目を引くのが「米屋煎餅」。80年以上の歴史を持つ建物が魅力のこの店では昔ながらの製法でおせんべいを焼いています。同じ建物の左側は「樹翠庵」という雑貨屋さんが入っていて、様々なワークショップや展示会が開かれ週末は観光客で賑わいます。
個展でも好評だった温泉場の商店街スケッチ
ピンク色の提灯が出たらスケッチに行こうと決めていたこの商店街は3連の街灯もレトロなのが特徴です。6月ごろから8月いっぱいは提灯も光るので夜の散策はとても風情があります。
今回はきび餅で有名な「えふや」の看板が見える上りと下りの2枚をF4サイズで描きました。建物や提灯、電信柱など情報量が多く、2時間ほど現地にて制作、家に帰ってから着色しました(詳しくは「魅力的なスケッチの構図」参照)。
湯河原の方は誰でも知っているこの風景。絵にするとまた違って見えませんか?