マスキング液の練習

皐月。天候にも恵まれているのに外出自粛でスケッチにも行けず、何かしらストレスを抱えているのか、悪夢で目覚めることもあり、ぐちゃぐちゃの心象画のような抽象画でも描こうかと気持ちに。でも庭のモミジが新緑に揺れているのを見て、モミジでマスキング液の練習をしようと思い立ちました。
特に下書きもなし。適当に葉っぱの重なりだけを意識してマスキングをしていきます。

マスキング液を塗る→マスキング液を乾かす→薄く緑を塗る→絵具を乾かす→マスキング液を塗る→乾かす…この時間のかかる工程を3回。

マスキング2

葉っぱの重なりも何度も塗っているうちによくわからなくなってきました(汗)。
マスキング液をはがしてみないと、実際どうなっているのか分からないので、歯を食いしばって、自分を信じてそのまま作業を進めます。

マスキング3

モミジの部分は影を濃いめに入れて厚みが感じられるようになりました。
右下にもぐちゃぐちゃな精神性を表したマスキング液。計画性がなかったので、何となく頭に浮かんだ水辺を描くことにしました。

心象風景です。おおよその色が塗れた時点で、モミジ部分のマスキングをはがしてみました。
全体を見ながらさらに濃淡をつけていきます。

できあがり。
重なるモミジの葉を表現できたので、マスキング液の練習にはなりました。秋には紅葉を描けるかな…。