ヨーロッパ3か国スケッチ旅行2025―熱波のせいで暑すぎたフランス編
大好きなフランスを再訪
2023年春、2024年秋に続いて、2025年8月、フランス・パリに降り立ちました。もちろん今回も「スケッチ旅行」が目的の一人旅です。
本当は南仏へ行きたかったのですが、熱波の影響で40℃を超える異常な夏というニュースを聞き、行き先を再考してフランスからスイス、イギリスの3か国を廻ることにしました。
フランスでは、パリ2日間、リヨンに約1週間滞在して電車でスイス・ジュネーブへという旅程でした。
長文なので、写真と最後のスケッチ画だけでも覗いてもらえれば幸いです。
パリの緑豊かな散歩道(Paris)
パリではリヨンへ向かうTGVが発着するリヨン駅のそばに滞在、偶然近くにある散歩道を発見して、観光スポットではないパリジャンの日常に触れることができました。この散歩道「Promenade Plantee」、かつては鉄道が通っていた高架の上を緑地帯にしてあり、車が通らない安全な歩道としてジョギングや散歩を楽しむ地元の人々の姿が。日曜の朝の平和で気持ちの良い小径を私も4kmほど歩きました。スケッチせずただ散歩を楽しみ、終点近くのマルシェにて軽くスケッチしてメトロで宿へ戻りました。


熱波が来て39℃だったリヨン(Lyon)エアコンもない!
昔から好きな街リヨンは、交通の要衝であり、昔から織物や印刷業で栄え、今も食の町として人気があります。今回はスケッチの場所を求めて自転車を借りたのも大きな収穫でした(別途記事にします)。
それにしてもリヨン滞在中は熱波が来ていて、フランス南部はボルドーもニースも40℃前後という毎日。リヨンも18時ごろに最高気温39℃に達する状態(日の入りは21時過ぎ)が続き、活動時間は午前中に限るしかありませんでした。朝はそれほど暑くないので外でスケッチをして、午後は借りていたアパート(エアコンはないのが一般的)で扇風機だけを頼りに着色するという日々でした。


丘の上の中世の町ペルージュ(Perouge)
人の多い大都市リヨンに嫌気がさして、1日は電車で1時間ほどの中世の街並みが残るぺルージュへ行きました。駅から30分くらい歩きますが、丘の上の城壁に囲まれた小さな石造りの街並みは歴史を感じさせ、とても魅力的でした。通りの角から馬に乗った騎士が現れそうな、映画の一コマみたいな街並みに大興奮で、1時間で全て見て回れるくらいの小さな町に6時間滞在して5枚ほどスケッチしました。


レマン湖を望む港町イヴォワール(Yvoire)
イヴォワールはレマン湖の南側にある小さな古い町です。ジュネーブから船で渡ったので、日程的にはスイス滞在中のことでしたが、フランスの町です。ここも中世の街並みが残る素敵な町なので観光客で溢れかえっていました。レマン湖に面していてヨットハーバーもあり、中世の城が湖畔に佇む絵になる町でした。滞在時間は2~3時間でしたが、3枚スケッチしました。


おまけ 大都市より田舎が好き
今回フランス滞在中、リヨンでさえ都会過ぎて肌に合わず、田舎に行くとホッとする自分に気が付きました。湯河原・熱海の田舎暮らしが身に沁みすぎているのでしょうか。
また毎日スケッチの場所を探して1万歩以上歩くので、歩いた後のビールが美味しかったこと! 暑すぎるとワインよりビールだなと実感したのでした(笑)。
次はゴッホやセザンヌ、ゴーギャンが過ごした南仏を涼しい時期に(!)廻ってみたいです。

