「歴史ある美しい町並み」
ヨーロッパへスケッチ旅行に行くようになり、フランスでは「最も美しい村100選」に選ばれた村を旅程に組み込むことが多いです。
でもずっとフランスにいるわけではないので、日本国内でも宿場町のような昔ながらの建物群が残る美しい町を探してスケッチ旅行に出かけたいと思うようになりました。
そこで買ったのがTAC出版が出している《旅コンテンツ完全セレクション》の「歴史ある美しい街並み」というガイド本です。

この本には全国各地にある城下町、商家町、漁村、山村、門前町、宿場町などがこれでもか!というくらい掲載されています(368ページ!)。全部は行けなさそうですが(汗)、少しずつスケッチブックを手に訪れてみたいと思っています。

最初の訪問地は奈良県橿原市の今井町
今井町は戦国時代からある称念寺を中心にした寺内町で、周囲を濠で囲まれた小さな町。車1台が通るのがやっとという小径の両側には、切妻造・本瓦葺きといった伝統様式を守る家々が並び、江戸時代にタイムスリップしたような気分になります。
1時間ほど町内を散策し、腹ごしらえをしてからスケッチをスタート。建物は格子が多く、重なり合う屋根や白壁に開いた窓の形などに難儀しながら、「雰囲気を掴む」ことを重視して、立ったままペンを動かし約3時間で3枚描きました。私の場合スケッチポイントを探して歩き回る時間が長いので、鉛筆によるアタリからペン入れまでのスケッチにかかる時間は1枚につき30分ほどです。茶色い木の壁だけを現場で着色したスケッチもありました。

現場では写真を撮っておいて、帰宅後に着色して仕上げます。
やはり日本の昔ながらの建物はグレー(屋根)と茶色(木)と白(壁)がほとんどで色彩は地味ですね(汗)。玄関先に草木が飾られていたり、庭の木々が見えたら少し華やかになります。
私のスケッチは、ペンの線を生かしつつ建物の色をある程度塗ったら、青紫系の影色を入れることで立体感や空気感を表現しています。周りの余白も作品の一部。真っ白な画用紙に、眼にした風景画が立ち上がる、その瞬間が私は好きです。




着色もして、できあがったスケッチはまたSNSなどでアップします! お楽しみに♪