「花の都・パリ」「食の都」「ファッションの都」「芸術の都」――さまざまな呼び名があるパリ。ローマ時代から多くの出来事を見守ってきた、歴史ある美しい街並みを保存する心意気が、私は好きだ。街路樹から差し込む光を感じてふと立ち止まったり、かつては白かっただろう石壁の重厚感、馬車が駆け抜けただろう大通りの交差点、時に中世に迷い込んだかと錯覚する石畳の小路、商業の発展には欠かせなかったセーヌ川の流れ…スケッチブックを抱えたちっぽけな私は歴史に思いを馳せながらパリを歩く――。

パリとリヨンを結ぶ列車が発着するリヨン駅。改装工事中で見えない部分もあったが、リヨンをイメージさせる花を添えてみた。
真っ先に目に飛び込んできた赤いカフェ。駅へ急ぐ人々の邪魔にならないよう壁にはりついて印象的な外観をスケッチした。


短いパリ滞在の間に描きたかったモチーフの1つ、マルシェ。緑豊かな遊歩道を歩いていた時に見つけたマルシェなので正確な位置は不明。パリの東の方。
バスティーユの近くにあるカフェ「ビストロ・ダントワン」とプロテスタント教会。スケッチしていると通りがかりの人に「写真撮っていい?」と話しかけられた。


パリのセーヌ河にかかる橋の中で最もゴージャスな橋。映画やドラマなどにもしばしば登場するので、パリに行くたびに訪れている。
オレンジ色が元気をもらえそうな街角のカフェ、ル・ネムロッド。交差点の反対側に立ってスケッチし、結局ここでお茶できずじまいなので、次回は是非!


郊外のアパート(アパルトマン)で1階の店舗はパン屋さん。バゲットが温かいうちに買って、端っこをちぎって食べながら帰るのがパリっ子(だと思う)。
日本と違って通りに面したお店でもビニールなどは使わず生のまま売られていて、その飾り方もオシャレ。


オペラ座の近くにあるビジネス街の一角。車の通らない場所なので静かでほっとする場所。お昼時になると近隣で働く人たちがレストランに集い、ワインを飲みながら談笑している。カッコイイ。
エドワール7世像の近くにあるペガサス像。フラゴナール香水博物館の前で立ったままスケッチしていると興味深そうに見る高齢女性。「ボンジュール」と挨拶すると、フランス語ができるのね、とほっとしたように話しかけてきた。しばし歓談。


パリは6~7階建ての建物が整然と並んでいるので、正直スケッチするのは大変。時間をかけてスケッチして水彩で仕上げたのだが、完成作品を撮影するのを忘れてしまった。
スケッチの構図としてエッフェル塔が見えるカフェを求めて歩き回った挙句、たどり着いたのはエッフェル塔の傍にあるこのカフェ。歩き損でした…。


モンマルトルの近くにあるメトロ「アベス駅」の入り口はアールヌーボーの美しい曲線でできていて、写真撮影する人も多かったので、ここでスケッチを1枚。
サクレクールの見えるカフェに座ってエスプレッソを飲みながらスケッチをしていると、隣に座った2人の紳士の愛犬がおしゃれで、写真を撮らせてもらった。動くモデルは風景スケッチに後で入れ込む。
