お城が好き! パート1・小田原城

小田原でお城好きが覚醒

私はお城好きで、日本各地のお城巡りをしている。
ここ数年、空前のお城ブームなので、「御朱印帳」ならぬ「御城印帳」を昨年買って、スタンプラリーのように訪れた城の御城印を集めている。
お城好きと言っても、もともと歴史好きからくる純粋な興味なので、絵のモチーフとして考えていわけでもない(汗)。子供のころに訪れた姫路城の美しさに見惚れ、いつか姫路の町で毎日お城を眺めながら暮らしたいと思ったことが最初かもしれない。その後、城郭の中にキャンパスがある大学に通ったものの、関東に移り住んでからはお城のある街には縁遠く、いつしか忘れかけていたのだけれど、後北条氏の本拠地・小田原が生活圏になった途端、日本史への興味とともにお城愛が復活した。

御城印帳 ちなみに表紙は犬山城です

四季折々の顔を楽しめる城

小田原城は桜の名所で有名だが、お堀端の桜並木の他にも、梅園、藤棚、蓮池、菖蒲園、紫陽花が咲き乱れる斜面、そして秋の紅葉と1年を通して見ごたえのあるお城である。残念ながら昭和期に再建されたお城なので、歴史的な価値は低いものの、天守閣内部の展示もまた興味深い。
お城巡りを始めてから、静岡や愛知、滋賀にはお城が多いとか、現存する天守閣は12か所に限られ、そのうち5つが国宝に指定されていることを知り、「これは行かねば!」と相なった。

これまで訪れたお城

国宝5城―勝手にランキング!
1位 姫路城(数年前に化粧直しをしたため観光客が大行列で天守閣に上がることは断念し、子供たちと隣の動物園から城を眺めた)
2位 彦根城(天守閣内部の階段が急で趣があった)
3位 犬山城(現存する最古のお城。木曽川からの眺めも素晴らしい)
4位 松本城(観光客が多く「180分待ち」とテーマパーク並みの待ち時間だったので天守閣には入らなかったが、雪山を背景に黒い壁が美しい)
5位 松江城(黒壁が威風堂々としている)

他に訪れた記憶があるのは、備中松山城、岡山城、大阪城、長浜城、金沢城、名古屋城、清州城、岐阜城、掛川城、山中城… 残念ながら随分昔なので御城印はほとんどもらえていない。誰が作ったのか、誰が住んでいたか、ということよりも、お城の持つ歴史ロマンに惹かれている。
お堀に移る橋や登城ルートの木漏れ日、苔むした石垣、威風堂々とした天守閣など、美しい風景は常に絵を描くために写真に収めたりするけれど、なかなか難しいモチーフではある。
長くなったので、続きはまたそのうちに…