スケッチ紀行
水彩と、旅するように、暮らすように
簡単な道具だけを持ってスケッチ旅行に行き始めたのは2023年。子育てが一段落したので長いブランクを経てフランスへ降り立ちました。
旅先でスケッチをする時はたくさん描きたいので、鉛筆でアタリを入れたらすぐにペンで描いていきます。立ったまま描くので線が曲がっても気にしません。ペン入れまで現場で30分。着色は宿でやることとし、次なるスケッチポイントを求めて歩きます。1日5枚ほど描けば上出来。歩数は1日一万歩を軽く超えます。
現場で写真を撮っておいて、宿で色を塗ります。普段使っている水彩画用紙とは違って、一気に塗らねばならないので、塗る色には細心の注意を払います。
私のスケッチ画は周りに大きく余白を取っているのが特徴です。画用紙の縦横比にとらわれず、その場所の空気感を切り取ることに重きを置いているので、余白も作品の一部。人が居なくても生活を感じたり、穏やかな色づかい、手書きの線のやさしさが人気のようです。
ヨーロッパだけでなく、何気ない日本の街角も作品にしたい。それが写真にはない、手書きスケッチの魅力だと思うのです。
このページでは、私が訪れた場所を地図上で示しながら、スケッチ画とともにエピソードを掲載しています。地元を中心とした日本の風景、オシャレなヨーロッパの街並み――どちらもごゆっくりお楽しみください。




