画材について

水彩画を始めるのに必要な道具は何ですか?

ビギナー向け水彩画教室に参加いただく場合、どんな道具を揃えればよいのでしょうか。
基本的に手持ちの水彩絵具の道具があれば、それでOKです。子供や自分が昔使っていたものでも、100円均一で買えるパレットや筆洗いで全然大丈夫です。以下に必要な道具と、よく聞かれる疑問点をまとめました。

お手持ちの画材で気軽に始められるのが水彩画の魅力

筆は何本? 
筆は、大中小3本程度あれば良いです。私は大きい筆としては16号程度の平筆、中くらいは10号の丸筆、小さい筆としては面相筆を愛用しています。
安い筆で結構ですが、ビギナーには柔らかい筆よりは、ある程度弾力があるほうが使いやすいと思います。上達すると高価なものが欲しくなるかもしれません。

パレットは専用のものがある?
100円均一で大きめのものも小さめのものも手に入ります。絵具の本数によって決めたり、外へスケッチに行くなら小さめを選ぶといいでしょう。画材店にはプラスチックではない高価なものも売られていますが、100円でも充分使えます。

筆洗いに蓋は必要?
画材店で売られている3つの四角いタイプが100円均一にも売られています。スケッチにいく方は蓋の閉まる小さな瓶で代用している方も多いです。小学生が使う3つのスペースに分かれているけれど重ねられないタイプは嵩張るのでお勧めしません。

絵具は安いものでもいいの?
100円均一でも売られていますが、プラスチック製のチューブは中で絵具が固まってしまいがちなので、新しく買う場合はホルベインの透明水彩絵具をおすすめしています。18色や24色のセットを買う方が多いです。
固形タイプを持っている方はそれでも構いません。水彩絵具は固まっても水で溶けやすく長く使えるので経済的です。

ホルベイン 透明水彩絵具

水彩画用紙って?
子供のころ、水をたっぷり含んだ絵具で画用紙の表面が濡らすとデコボコになった記憶はありませんか? これは紙の厚みや強度などが影響します。
私の教室では、画材店で売られている水彩画用紙の中でも厚口(300g/㎡)で大きさも指定しています。触ってみると厚紙のような硬さがあります。
他の道具類は安いものでも大丈夫ですが、私の教室ではデモンストレーションを見てから実際に描いてみるため、基本的に画用紙は同じものを使っていただいています。絵具の伸び方や染み込みかたなど、同じ効果を体験してもらうためです。紙の厚さや材質(コットン100%なのかパルプなのか)、表面の加工によって水の含み方や絵具の入り方が異なります。

ランプライト F2
月1回の教室では、小さめのF2サイズで一気に描き上げます
月2回のクラスではウォーターフォード F4サイズで300g/㎡・中目か粗目を用いています

鉛筆は4B? HB?
下書きに使う鉛筆はHBと2B程度を推奨しています。デッサン用でなくても大丈夫です。あまり柔らかい4Bなどは濃く描ける分、水彩絵具で塗った時に黒い粉が溶け出してしまい、色が濁ってしまいます。

ねり消しみたいな消しゴムって?
デッサン用のねり消しのような柔らかい消しゴムは紙の表面を傷つけないので使用している方が多いですが、普通の消しゴムでも大丈夫です。

転写紙
下書きの時間を省くため、下絵を写すときに使用しています。講師のほうで用意しますが、水で消えるタイプのチャコペーパーを利用します。カーボン紙は不可です。

その他、ティッシュペーパーや雑巾など、絵を描くのに必要なものをお持ちください。